創業者は1980年代にオーディオメーカーで組み込みを担当していました。国産高級車に搭載するカーオーディオ、サラウンドシステム、CDプレーヤーなど、多くの開発プロジェクトに参加し、1987年メーカーから協力事業者として独立して、ビーソルの前身であるエフ・プロジェクトを創業。1チップマイコンを使った組み込み事業をスタートさせました。
その後、自動化や省力化で困っていたクライアントの要望により、真空蒸着装置の自動化、ガラス巻取りロボットの制御システム、鋼鈑加工機の制御システム、体外衝撃波結石破砕装置の音場試験装置の開発、電磁弁張力試験装置の制御システムなどを開発してきました。
一方その頃海外では、インターネットを利用したサービスの開発が進んでいましたが、日本では一部の通信事業者によるテスト段階でした。エフ・プロジェクトでは、当時Windows3.1でMOSAICを使ったブラウジングの将来性に注目し、1994年にホームページ制作の研究に着手。同年にアニメーションGIFを使った非公開の個人のホームーページを作成しました。その3年後の1997年、WEB事業最初の案件として「特殊自動車工具の製造メーカー」のホームページを制作しました。
ここまでの事業経緯を振り返ると、クライアントが抱える課題を解決するためにシステムを開発してきました。そこで2000年4月に“ビジネスの課題解決=Business problem solution”を目的として、「エフ・プロジェクト」を「株式会社ビーソル」として法人化しました。
近年では、これまで培ってきた技術と経験を生かし、“IoTの活用”や“産業用ロボットの導入”などで製造現場が抱える課題を解決する技術支援を行っています。